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誓い

2025.01.22

今日はみんなに気持ちを話したい気分。話す。
最近、すごく悩んでいる。俳優としての自分。
僕はとても考えて一つ一つの意味や構成、色んなことを考えながらお芝居を作っていくタイプ。
よく聞く、ただ存在するだけで、降りてきたり、憑依したりできる天才、感情タイプではない。だからこそ、人よりも考えて、客観的に役を作っていく。というやり方で補うことに必死だった。でもそのやり方にずっと悩みを感じていた。ご一緒する、天性の感性俳優たち。羨ましい、勝てないと毎回打ちのめされる。勝ち負けじゃないのはわかってる、でも勝ち負けとして考えてしまう。だから、自分の役割を全うすることに、本を読み込み、理解している前提の上で芝居を作ることに、ある種逃げていることに自分では気づいていた。
でも、沢山の作品をやらせて頂いてきていて、プロとしてお金をもらう立場の俳優として、作品、役を通して、伝えなきゃいけない責任がある人間として、悩んで役を作っている、芝居をしている。ということを軽率に言えないもどかしさを感じていた。
でも今は声を大にして言う。
〝悩んでいる〟
そして
〝壁にぶち当たっている〟
でも不思議と不安な感覚もある一方、珍しく、楽しいと思えている。楽しいと思えたから伝えようと思っているのだと思う。
プロというものは、いついかなるコンディション、環境において、何回やっても、平均点を取る。
そのような気持ちで仕事をしてきた。
この中には、ある種、恥を晒せないと言う恐怖感ゆえそうなった部分もある気がする。
どうしても周りの評価が気になってしまう性分は変えられない。
でも今は、平均点を圧倒的に超えたい。と言う気持ちが大きい。
これは作為的には生まれないもので、その場、その瞬間に身を任せなくては、超えられないもの。
でもその気持ちで挑むと、失敗する時の方が多い。
平均点にも満たない、何にもならない時もある。
それでも今は、その〝瞬間〟に向かって、とにかく走ってみたい。最近そう思える瞬間があった。
段取り、リハーサルで大泣きしても、本番になると何故か気持ちが枯れる。
だったら、本番に取っておこう。そんな気持ちでリハーサルで抑え続けて、本番では本来持っている少ししか出せない。
おい、なんでだよ、俺。って何回も自分を責めてきた。でも、それが自分。
泣けなかったらごめんなさい。でも僕は、今その瞬間に全力を注ぎたい。それがリハーサルでも、誰も見てなかったとしても。
プロとしては、どんな時でも、それを果たせなくちゃいけない。でも、でも、でも。
今は、安定じゃなく、まだ見たことのない自分に出会いたい。そんな気持ちになれた。
こんなに俳優をやっていてもまだまだ赤子。
これだから、面白い。
その瞬間、瞬間のために、準備をしまくり、
あとはその瞬間に賭ける。それでいく。
期待に応えられなかったらごめんなさい。
それでも僕はこの環境の中で、成長していきたい。
そんな赤子を見守っていてね。

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